素晴らしき恋愛ライフへのヒント

恋愛において、「男って、こんなとき何考えてるの?」とか、「どうすれば喜んでもらえるの?」っていうのは、なかなかつかみづらいもの。このサイトでは、管理人であるキョウ(♂)が、女性の友人達から受けた恋愛相談、およびこれまでの恋愛から得た経験をもとに、男性の立場から、恋愛観を語ります。
今、恋をしているあなた、恋をしたいあなたのお役に立てば幸いです。

そんなに大きな想いなら、絶対に叶えましょう!

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はじめに
オトコの恋愛感
好きになるまで
付き合うまで
Hについて
浮気について
結婚について
片想いについて
よくある・よくあった質問

↓管理人の経験から↓

絶頂
時勢
天狗
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無力
冷静
我儘
傾向
失意
覚悟
例外
懐古

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我儘

諸事情あって(笑)大学を留年してしまった僕は、5年目の大学生活を迎えていました。

なんとか就職活動も終わり、ほっと一息ついたころ。
僕らはあるサークルと、年一回の、恒例の練習試合をしました。
そのサークルはよく試合をする相手でした。
試合後の合同飲み会で、そこに所属していた、一つ後輩にあたるマキ(仮名)が、

「キョウさん、お疲れ様でした〜」

と声を掛けてきました。

マキは、前から「可愛いコだな〜」とは思っていましたが、会話をするのは初めてでした。
僕は運営幹事だったときの役職の関係で、他のサークルの人たちにも、顔を知られやすい立場だったんです。

これまでの自分からは考えられなかったことですが、僕は彼女と話した瞬間、彼女のことを好きになってしまいました。
一目ボレ…ではないですが、
「一気ボレ」です。
彼女のことを思うと、夜も寝られないくらいでした。

そこからは、僕の猛ラッシュが始まります。
彼女とはそれから仲良くなり、何度かご飯を食べたり、毎晩電話をして、ものすごくたくさんの話をしたりしました。

しばらくして、僕は彼女に告白しました。
彼女が、
「ちょっと考えさせて」と言ったので、「僕はゆっくり考えてね」と言いました。

ところが彼女は、2週間たっても答えをくれませんでした。

そんなある日、彼女がうちに遊びに来てくれることになりました。
極力、彼女に気を使わせないようにしながら、いろんな話をしました。二人でビデオを見て、料理を作って、それを食べて…
気がつくと、彼女が帰らなければいけない時間になっていました。

僕は、「今日は彼女に答えを迫るのはよそう」と思っていたのですが、我慢ができなくなり、彼女を抱き寄せました。

「今日さ、帰んないでよ。お願いだから…」

ものすごく恥ずかしい想いで、絞り出した声に、彼女はこう答えました。

「…もう、やっとこうしてくれたね。あと5分、何にもアクション起こしてくれてなかったら帰ってたよ」

難しいモンです。
しかしとにかく、僕と彼女は付き合うことになりました。
僕はここから、自分のこれまでの恋愛遍歴の中でも、最大最高の恋愛をすることになります。

安易に順位をつけたくはありませんが、僕は過去に、マキほど人を好きになったことがありません。
でもマキほど、わがままで、冷たい…というか、マイペースというか悪気がないというか…女性もいませんでした。

だってアナタ、「今度のデート、何が食べに行きたい?」って聞いたら、
「中華。どうしても中華たべたい。お店調べててくれる?お願い」
っていうから、一生懸命おいしい中華のお店を調べて、連れて行きますよね。
それで美味しくなかったらまだわかりますけど、「あ〜美味しかった」って言っといて、

「でもやっぱり中華ってアブラっこいね。和食にすればよかったね。」
ってなんじゃそりゃ!!

僕と付き合ってるのも、時期によっては、
「別に今はそんなに好きじゃないけど、別れたら、私一人で寂しくなるから付き合ってるんだよ」
と、原文のままギャグ抜き(笑顔つき)で言えてしまうコでしたし、僕とのデートが入っている日でも、友達からの飲みの誘いがあれば、マキはそっちへ行きました。

大学を卒業して、社会人になってからは、彼女との休みが会わないこともあり、会える回数は極端に減りました。
考えられないかもしれませんが、ひどいときには、2ヶ月に1度。

でも僕は、時折みせる優しさが良かったのか、本当に、心の底からマキのことが好きでした。
彼女には連休がなかったことと、あまり体が強くなく、疲れやすいコだったので、仕方がないなと自分に言い聞かせていました。

会社の研修で、大阪に数ヶ月行っていたとき、マキから、
「別れよう」と電話がありました。
なんとなく、予感はありましたが・・。
大阪での生活にあたって、こまめに連絡を取りたかった僕は、マキに毎日1度、必ず電話かメールをしていたんです。

「本当にごめん、私には重いよ…」

マキのことが好きで、マキを想う素直な行動が、マキを苦しめてしまうという悪循環
に陥っていました。
僕はそれに気付いたので、悲しかったのですが、マキに
「わかった」と言いました。

それから2ヶ月、東京に帰った僕に、マキから電話がありました。

「今から逢えないかな…?」

マキと会ったのは久しぶりでした。マキは僕に会うなり、泣き出しました。

「私、キョウともう一度やり直したい」

情けない話ですが、そういってもらえて本当に嬉しかったし、すぐにでもそうしたかったのが正直な気持ちでした。
ですが、もう僕達は付き合わない方がいい、また僕もマキも、お互いに苦しくなってしまう―。
そう思った僕は、
「ごめん、もうやめた方がいいと思う」と返事し、その日は帰りました。
その次の日、マキから携帯にメールをもらいました。

「私にはやっぱり、キョウしかいないよ。もうわがまま言わないし、私も今度は努力するから。だからお願い。もう一度やり直したい

もう一回頑張ってみようかな、と思いました。もちろん、険しい道のりになることはわかっていましたけど、それでもやっぱり、マキのことが好きでした。

再び付き合い始めた僕達でしたが、カップルとして、以前と比べて成長はできなかったように思います。相変わらず会う機会は少ないままでした。
マキは、自分がわがままを言ってしまうことがイヤで、以前よりも僕と会うことを嫌がっていたように思います。

通算で3年余りにも渡る僕とマキとの恋は、結局マキの
「本当にごめん、やっぱり私には重かった」
という言葉で終わりました。

マキは今でも、僕の心に強く残っている女性ですし、この恋愛は絶対に忘れることは出来ないでしょう。
「好き」という気持ちだけでは、上手くいかないことが良くわかった経験ですが、あの時、もう一度やり直したことを、後悔はしていません。

これほど人を好きになれたことや、報われなくてもいい、死んでもいいというくらいの大きな想いを持たせてくれた人ですから、僕は誇りに思ってます。

友人達には、「キョウはホントにバカだよねぇ」と言われます。
でも、自分らしいな、って思えるのです。

このように思えるようになったのは、ホント最近ですけどね。
でも、僕はずっと、マキとの時を超える恋を探していました。


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