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時勢
ユウコと別れてから、しばらく経ち・・
引きずる想いをなんとか振り切った僕は、次の恋への憧れを強く想えるまでになりました。
大学2年生の秋、僕らはサークルでいつものように、定例の飲み会に参加していました。
(またサークルかよと思われるかもしれませんが、実際僕の大学生活の中心はサークルでした。)
すでに僕がユウコと別れたことは、サークルの中でも周知の事実だったのですが、ちょうど同じ頃、僕の1つ上の先輩、エリ(仮名)も、付き合っていた先輩と別れていました。
僕と彼女は、その日も変な仲間意識で盛り上っていました。
大分飲んで、飲み会も終盤に差し掛かった頃でしょうか。エリが僕に言いました。
「キョウ〜、いったん抜けてさー、プリクラ取りに行こうよ〜振られたモン同士さぁー」
今となってはプリクラなんて懐かしいですが、そのころはまだ結構はやっていました。
定例の飲み会をしていた店の近くにゲーセンがあって、そこでプリクラを取ろうとしました。
なんとな〜く、ホントになんとな〜くですが、あの都会の死角で、僕らはどちらからともなく、キスをしました。でも余りにナチュラルで、お互いに「えっ?!」とはなりませんでした。
まるでそうなることが決まっていたかのような、驚くほど自然な流れで、僕らは、付き合うことになりました。
その直後。
サークルの運営幹事の引継ぎを間近に控えていた僕達の代は、泊り込みでの話し合い(サークル運営について。熱いサークルだったんです)のため、僕は家を空けました。
エリには、「というわけだから、あした帰ってくるよー。その日は疲れて寝ると思うから、あさって会おうね」と言いました。
彼女は、僕の1つ上の先輩ですから現役の幹事ですし、僕のサークル活動には理解があったので、
「うんわかった〜行っといで。頑張ってね〜」
と言ってくれました。
僕は予定通り徹夜での話し合いを済ませ、ヘトヘトで家に帰ってきました。
そしたら家のドアノブに、
まだ少し暖かい、手作りのお弁当と、
「お疲れさまー。ご飯作る元気ないだろうから、良かったら食べて下さい。ゆっくり休んでね。エリ」
と書いたお手紙が入っていたんです。
次の日になれば会えるのに、彼女は自宅⇔僕の家の往復時間2時間半をかけて、わざわざ手作りの弁当を届けてくれたのです。
僕は今、これを書いていて涙が出そうです。
友人も言っていましたし、皆さんもお思いでしょうが、「こんなできた彼女、今どきいないよ」ってなもんです。そう思いますよね?僕も今こんなことをされた日には、本当に心の底からそう思えますし、そんな人絶対離さないんですが・・
何故か…それを見た僕の中で、彼女に対する気持ちが、スーッ…と冷めていくのを感じました。
理由は今でもわかりません。でも、ものすごく有難かったし、有難がるべきことをしてもらえたのは自覚していたと思います。
今にして思えば、なぜあんな気持ちになったのだろう?と不思議でなりません。
ただ、僕は一週間、必死に悩んだ後、彼女に別れを告げました。
その後たくさんの人から責められましたし、僕自身としても今でも胸が痛い出来事です。
ただ、何故そうなったのかは、未だに謎のままなんです。
無意識が複雑に絡み合った、予測できないタイミングだったのだろうか、とか思ったりもしますが、答えは未だに出ないままです。
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